「せいろを2段で使いたいけど、蒸しムラができたり、片づけが面倒そう…」と感じていませんか?
実は、ちょっとしたコツさえ知れば、2段せいろは忙しい日ほど大活躍してくれる便利アイテムです。
本記事では、2段での上手な使い方から、簡単なお手入れ方法、置き場所の選び方まで、実体験を交えて分かりやすくまとめました。
結論としては「ほんのひと工夫でせいろはもっと使いやすくなる」。
このあと具体的なポイントを紹介していくので、ぜひ読んでみてくださいね。
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せいろの2段での使い方のコツは?

せいろを2段で使うときは、「火の通り方」と「食材の並べ方」を意識するだけで、仕上がりがぐんと良くなるんです。
わが家でも忙しい夕方は2段をフル活用していて、上段・下段の特徴を知っておくと本当に便利ですよ。
2段の使い方
まず押さえておきたいのは、
下段のほうが蒸気が強く、火の通りが早い ということ。
そのため、じゃがいも・かぼちゃ・にんじんなど、火の通りにくい根菜は下段へ。
逆に、ブロッコリーや小松菜、鶏むね肉などの火が通りやすい食材は上段へ入れると、全体が同じタイミングでちょうど良く仕上がります。
また、2段で使うときは下段にしっかり蒸気が回るよう、鍋のお湯はいつもより多めにしておくのがコツです。途中でお湯が減ってしまうと蒸しムラの原因になるので、何分か蒸す料理のときはとくに注意しています。
食材の並べ方も意外と大事。ぎゅうぎゅうに詰めるよりも少し余白をつくって並べると、上までふわっと蒸気が流れてくれますよ。
2段使いは「同時に別メニュー」もできるのが魅力です。例えば、
- 上段:冷凍シュウマイ(夕飯の一品)
- 下段:さつまいも(子どものおやつ用)
…なんてコンビもよくやります。
味移りが気になるものを入れる場合は、下段にしっかりした味のおかず、上段に淡い味のものを置くと安心です。
2段せいろは、ちょっとしたコツを知るだけで「今日もうまくできた!」と実感しやすいアイテム。
慣れると、忙しい日ほど手放せなくなりますよ。
汁気・油分が多いものは下の段へ!
これはせいろを長持ちさせるためにも大事なポイント!
お肉を蒸すと、どうしても脂やアクが出ますよね。これが上の段から垂れて下の段の具材にかかると、味が混ざっちゃうし、せいろの木にも汚れがついてカビの原因になったりするんです。
- 油や汁気が出るもの(肉、魚、味付けした料理)は、必ず下の段で蒸しましょう。
- もし上段に汁気が出るものを入れたい場合は、耐熱皿に乗せて蒸すようにすると安心ですよ。
下の段で豚肉とキャベツを蒸して、上段で冷やご飯を温め直す…なんて使い方も。
敷物でせいろを守る!
せいろに直接食材を置くと、においや色、脂分が染み込んでしまうので、敷物は必須です。
- クッキングシート:穴を開けて使います。汁気が染み込まず、お手入れが楽ちんです。
- 蒸し布(ガーゼなど):蒸気がよく通るのでムラなく蒸せますが、使用後のお手入れの手間は増えます。
- キャベツやレタスの葉:敷くだけで木の焦げ付き防止にもなるし、そのまま一緒に食べられるから一石二鳥ですよ!
すでに穴が開いているタイプのセイロシートも、使い捨てができるのでせいろが清潔に使用できます
お手入れ方法
せいろのお手入れは、慣れてしまえばとても簡単です。
ポイントは 「洗いすぎない」「しっかり乾かす」 の2つだけ。わが家でも、パッと洗ってサッと乾かすのが習慣になっています。
まず、使い終わったらぬるま湯でサッと流すだけでOK。
竹や木製のせいろは洗剤に弱く、香りが残ると次の料理にうつってしまうので、基本的には洗剤は使わないほうが安心です。
食材がこびりついているところは、やわらかいスポンジで軽くこする程度で十分落ちます。
水気を拭いたあとは、自然乾燥が一番のポイントです。
せいろは湿気を嫌うので、すぐに片づけずに、風通しの良い場所に立てかけて完全に乾かすのがベスト。
しっかり乾かさないとカビの元になるので、ここだけは丁寧にしています。
また、長く使っていると、どうしても匂いがついたり、黒ずみが出てきたりしますよね。そんなときは、
- 酢水を軽く塗って拭く(匂い対策)
- 日光に当てる(殺菌&黒ずみ防止)
この2つをやるだけで、驚くほどすっきりしますよ。
そしてもうひとつ大事なのが、使う前のお手入れ。
調理前にせいろを水で軽く濡らすことで、食材がくっつきにくくなるうえ、木が焦げるのも防げます。朝の忙しい時間でもほんの数秒でできるのでおすすめです。
せいろは、丁寧に扱うと長く愛用できる相棒になります。
「メンテが大変そう…」と思われがちですが、実際はとってもシンプル。毎日の料理の流れの中で出来る範囲でケアしてあげれば、ずっと気持ちよく使えますよ。
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保管場所の候補

せいろは湿気に弱いので、「風通しがよく、乾燥しやすい場所」を収納に選ぶことがポイントです。
とはいえ、キッチンって物が多くて、置き場所が本当に悩ましいですよね…。わが家でも最初は迷いましたが、使ってみて「ここが楽!」と感じた候補をいくつかご紹介します。
1. キッチンの吊り戸棚(下段)
せいろは軽いので、吊り戸棚の下段に入れておくのが便利です。
高温多湿になりにくく、手も届きやすいので、普段使いのせいろ収納としてちょうどいいんです。重ねて収納できるのもポイントで、2段せいろならそのままセットにしたまましまってもOK。
2. パントリーやキッチン収納の上段
頻繁に使うけれど、常に手元に置くほどではない場合は、パントリーの上段もおすすめです。
湿気がこもりにくく、通気性も良いのでカビ予防にも◎。
ただし、しまう前にしっかり乾燥させるのは必須です。
3. カウンター下の引き出し
わが家では、このパターンをしばらく採用していました。
深めの引き出しに「立てかける形」で入れておくと、取り出しやすくて便利。
通気が少し心配な場所でも、せいろをしっかり乾かしてからしまえば問題ありません。
4. つっぱり棚やラックで“見せる収納”
ナチュラルな見た目のせいろは、キッチンに置いてもインテリアのような存在感があります。
壁に設置したつっぱり棚やキッチンの壁にマグネットフックを付けて、乾きやすくて、見た目もかわいい収納になります。
家庭菜園やお菓子作りのアイテムと並べても違和感がないので、見せる収納が好きな方にぴったりです。
5. まったく置き場がないときは…紙袋または布袋+通気の良い場所に
「どこにも置けない!」というときは、紙袋や布袋に入れて、リビング横の棚や和室の押し入れなど、湿気の少ない部屋側の収納に置くのもアリです。
ビニール袋は湿気がこもりやすいのでNGですが、紙・布なら呼吸してくれて安心です。
せいろは、しまい方ひとつで長持ちします。
完全に乾かしてから、風通しのいい場所へ――この2つさえ守れば、どんな場所でも快適に収納できますよ。
せいろの2段での使い方のコツは?まとめ

せいろを2段で使うときは、蒸気の強さが違う「上段・下段」の特徴を知ることが上手に仕上げるコツです。
火の通りにくい食材は下段へ、さっと蒸したいものは上段へと分けるだけで、蒸しムラがぐっと減ります。
さらに、ぎゅうぎゅうにせず余白をつくる、鍋のお湯を多めにするなど、ちょっとした工夫が仕上がりを左右します。
お手入れは、洗いすぎず・乾かしきるのが基本。
しっかり乾燥させることで長持ちし、カビ予防にもつながります。
保管は風通しの良い吊り戸棚やパントリー、見せる収納など、湿気の溜まりにくい場所がおすすめ。
日々の扱いを少し意識するだけで、せいろは長く使える頼もしい相棒になりますよ。
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